通常私たちは満開の桜を、外から眺めます。青空の下、麗らかな春の陽を浴び、こんもりと薄桃色に咲き揃う満開の桜は、私たち日本人にとって春の原風景と言えるのではないでしょうか。私たちを癒してくれる桜のその姿は、外から、すなわち表から眺めたものです。
一方、桜の幹の下まで足を運び、満開の枝を見上げますと、透光により明と暗が複雑に交錯して、影絵のような不思議な像になります。いわば満開の桜を裏から眺めるようなもので、美しい表の姿を愛でる本来の花見からすれば邪道かも知れませんが、今回敢えて山桜、染井吉野、江戸彼岸の桜の満開の枝を裏から眺め、その違いを比較しました。



桜の花たちは透けた陽の光により微妙に明暗変化します。所々に赤っぽい若葉が輝いています。
これが満開の山桜の裏の顔です。







