通常私たちは満開の桜を、外から眺めます。青空の下、麗らかな春の陽を浴び、こんもりと薄桃色に咲き揃う満開の桜は、私たち日本人にとって春の原風景と言えるのではないでしょうか。私たちを癒してくれる桜のその姿は、外から、すなわ...

すすきの風

 日本の秋を美しく飾るのは「すすき」の白い穂です。私たちは、その変わりゆく様を眺めては、秋の訪れに気付き、深まりを感じ、爽やかさに心奪われ、去りゆく季節を惜しみます。津市の西郊外には安濃川という小さな川が流れていますが、...

藤袴とアサギマダラ

 10月、秋の澄んだ空気に吹く風が涼しさを増す頃、里山のあちこちではフジバカマ(藤袴)が咲き始めます。藤袴はキク科ヒヨドリバナ属の植物で、長い旅をする蝶アサギマダラの好む植物ですが、三重県はアサギマダラの秋の南下コースに...

悪なすび

 ワルナスビ(悪なすび)はナス科ナス属の多年草で、北米原産、欧州からアジア、オセアニアなど世界中に広く分布しています。日本には明治時代後半に伝わり帰化したそうです。呆れるほど繁殖力が旺盛で、広く深い根茎(地下茎)が栄養繁...

クサギ(臭木)

 クサギ(臭木)はシソ科クサギ属の落葉小高木で、日本全国どこにでも普通にみられるそうです。私がこの木を知ったのは昨年のことで、それまではまったく知りませんでした。今年の7月、覚えたばかりのクサギを探しながらあちこち自転車...

 古くより私たち日本人に親しまれて来た梅の花、桜の華やかさに比べて清楚なイメージを抱く人が多いようです。最近では、各地に紅白の梅を多数植えたテーマパークが人気を呼んでいます。確かに夥しい数の梅の花がいっせいに満開となって...

福寿草

 福寿草はキンポウゲの多年草で、旧暦の正月の頃に咲くので元日草(ガンジツソウ)とも呼ばれます。黄色の花弁は10~20枚、金属光沢があり、パラボラアンテナ型に開きます。花弁で反射された太陽の光は花の中央部に集束するため、内...

モントブレチア

 モントブレチアは南アフリカ原産のアヤメ科の植物で、1880年フランスで交配により園芸種として改良され、明治時代に日本へ渡来しました。モントブレチアという名前は、フランスの植物学者、アーネスト・コケベール・ド・モンブレ(...