子安観音寺

2025.10.17 初秋の穏やかな日に、娘や嫁の安産を祈願してお参りしていた子安観音寺を上空から撮影する機会をご住職からいただきました。
子安観音寺(かんのんじ)は、三重県鈴鹿市にある、高野山真言宗の仏教寺院。山号は白子山(しろこざん)。本尊は白衣観世音菩薩です。
聖武天皇の勅により、藤原不比等が建立し、天平勝宝3年(751年)に道證上人が開山した寺院で、本尊の白衣観世音菩薩は当寺の東側にある鼓ヶ浦の海中より、鼓に乗って現れたといわれ、安産、子孫長久を守り、子安観音として人々の信仰を集めています。
天平宝字年中(757年 – 765年)、落雷で焼失した伽藍跡に、芽生えたといわれる不断櫻が、年中葉や花を咲かせており、国指定の天然記念物に指定されています。
山門(仁王門)は元禄16年(1703年)建立で、昭和57年(1982年)に修理を行い、門の左右には、鎌倉様式の金剛力士像2体が安置され、境内中央には、寛文6年(1666年)に作られた銅燈篭が置かれており、共に三重県指定の文化財に指定されています。平成10年(1998年)に三重塔(智慧の塔)が建てられ、金剛界大日如来、文殊菩薩、普賢菩薩が祀られています。