秋の野に潜む厄介者、「くっつき虫」。子供の頃、野原で夢中になって遊んで帰宅しますと、ズボンやシャツの腕のところにいっぱい実がくっついていて、洗濯しても落ちないし、指で1個1個つまんで外すしかなく、母親によく叱られました。「くっつき虫」あるいは「ひっつき虫」は、動物に付着して自分の分布を広げる野草の実(果実)の俗称で、他にも「ばか」「どろぼう」「げじげじ」「毛虫」「ちくちく」「ひっつきもっつき」など全国各地でいろいろな呼び方があります。「くっつき虫」にはたくさんの種類がありますが、ここでは4種を取り上げます。
1)コセンダングサ
2)アメリカセンダングサ
3)アレチノヌスビトハギ
4)オオオナモミ